1 居合道部の目的
埼玉県剣道連盟の定款に示された目的を達成すべく、埼玉県内の居合道を奨励振興し、人間形成に資すると共に会員及び関係者相互の研修と親睦を図ることを目的とします。
2 居合道部の組織について
上記目的達成のため、総会、理事会、常任理事会を決議機関とし、部長、副部長、理事長、副理事長が業務の執行に当たります。これに三部門の専門委員会と事務局が支えます。
(1)専門委員会
①普及委員会
本年度は埼玉県下29支部、稽古場所50余ヶ所のガイドマップの作成居合道ポスター作製し、各支部の稽古場所等での掲示を行います。
年2回の級位審査会前に行われる、受審者講習会で小・中学生、初心者の指導に実績のある指導員が2級、3級受審者の講師を担当します。
②広報委員会
広報誌「居合道だより」を年4回発行します。速報性のあるホームページに比べて、記録性のある紙媒体としての重要性に基ずき、今後とも誌面の充実に努力します。
③月例稽古委員会
毎月一回、埼玉大学剣道場をお借りして稽古会を実施しております。居合道教士七段のベテラン指導員が指導に当たっております。
④事務局
総会、理事会の決定に基ずき部長、副部長、執行部役員の意を受け各大会、講習会、研修会、審査会等の諸行事の準備と運営及び会計
処理を行います。
3 居合道部の活動
居合道部の概況は、埼玉県下に29支部があり、稽古場所は50余ヶ所、会員数700名です。以下に主な事業を紹介します。
(1)居合道称号審査会
全剣連より審査委託された埼玉県剣道連盟の行う居合道教士、居合道錬士の実技審査及び審判実技審査を行います。合格者は全日本剣道連盟の実施する称号審査の受審資格が与えられ、学科審査に臨みます。
称号は段位審査が居合道実技に対し、技術的力量に加えての指導力や社会的識見を備えた居合道人としての完成度を示すものです。称号の教士は錬士以下を指導する立場から社会的識見に富み、健全な社会生活を営む中で、審判法、指導法の知識についての能力の認定を受け、かつ、居合道の指導と経験を有するものと規定されております。
(2)居合道段位審査会
初段から五段までの段位審査を年二回行います。全日本剣道連盟より居合道段位の認定証が交付されます。
(3)居合道級位審査会
埼玉県剣道連盟より居合道級位の認定証が交付されます。
(4)居合道競技会
①埼玉県居合道大会(埼玉県剣道連盟主催)
初段以下から七段までの段別トーナメント試合をおこないます。選手二名が赤・白の位置で古来の流派の技と全日本剣道連盟居合の指定された技を演武、三名の審判員が礼法・作法、充実した気勢と適正な姿勢での正確な技術と刀法に基づいた気・剣・体一致の技前と心構えの優劣によって勝敗の判定を決定します。
②埼玉県東西対抗・支部対抗居合道大会
東西対抗試合は県内の東部地区、西部地区の各支部出場選手の中から初段から五段迄の選手7名を監督が選抜しての団体対抗試合を行います。支部対抗試合は各支部2チームまでの出場が出来、初段から五段までの選手5名の団体トーナメント試合を行います。
③埼玉県五段以下居合道大会
武田信太郎先生の発案で始められた、学生居合道大会が発展し、五段以下の段別トーナメント試合を、一般の部、高齢者の部で行います。
(5)居合道講習会、研修会
①埼玉県剣道連盟居合道伝達講習会
全日本剣道連盟が毎年行う居合道中央講習会に埼玉県剣道連盟より派遣された3人の講師が、正しい全日本剣道連盟居合の普及のため、直後に行われる講習会です。五段以上の参加者は居合道審判実技の講習が合わせて行われ、剣の理法にのっとり公明正大な試合と適正公平な審判を目指して審判講習がおこなわれます。
②埼玉県剣道連盟居合道講習会
会場を東部、西部、南部の各地区の体育施設で1回づつ、年間3回行います。全日本剣道連盟が毎年行う居合道中央講習会に埼玉県剣道連盟より派遣された3人の講師による講習会です。五段以上の参加者は居合道審判実技の講習が合わせて行われ、剣の理法にのっとり公明正大な試合と適正公平な審判を目指して審判講習がおこなわれます。
③埼玉県剣道連盟六・七・八段受審者特別講習会
全日本剣道連盟が六・七段審査会、八段審査会の受審者を対象にしたプレ審査会の内容の講習会です。全剣連の審査会の審査員を務める範士の先生及び八段の先生が講師を務めます。
④特別伝達講習会
県内各支部で指導的立場にある居合道七段位者を対象とした、居合道伝達講習会に先んじて実施されます。審判法についても更に研修を重ねます。
⑤高段者研修会
居合道四段以上の会員を対象にして、居合道最高段位の範士の先生による特別研修会です。合わせて古流の研修も行われます。
⑥居合道六・七・八段受審者特別研修会
全日本選手選考会後に審査にあたった範士の先生の受審者への特別研修会です。
⑦居合道級位受審者対象講習会
級位審査受審者を対象として審査に先んじて実施され、審査員の先生からきめ細かな指導が行われます。
普及委員会でも経験豊かな担当者が講師として、主に2級、3級受審の小・中学生に親切丁寧な指導が行われます。
(6)全日本居合道大会埼玉県代表選手選考会
全日本居合道大会出場の七段・六段・五段各1名の埼玉県代表選手を及び数名の錬成員を選抜します。
(7)全日本居合道大会埼玉県代表選手強化錬成稽古会
上記選考会で選抜された選手、錬成員に対する強化錬成稽古会です。